WSETレベル2 学習ガイド:Award in Wines
WSETレベル2(Award in Wines)の学習ガイドです。20種類を超えるブドウ品種、世界の主要なワイン産地、SATによるテイスティング、試験対策をまとめ、無料のチートシート、フラッシュカード、模擬試験も用意しています。
Quick Facts
資格名
Award in Wines
学習時間
約28時間
試験形式
選択問題50問
合格基準
55%
WSETレベル2とは
WSETレベル2、正式名称 Award in Wines は、レベル1から内容が大きく広がる中級の資格です。レベル1がワインの味わいを「どう表現するか」を学ぶ段階だとすれば、レベル2は「なぜそうなるのか」を学ぶ段階です。どのブドウ品種がどの産地に向くのか、気候がワインの個性をどう形づくるのか、造り手の選択がスタイルと品質にどう表れるのか。試験は選択問題50問を60分で解く形式で、合格ラインは55%、65%以上でMerit、80%以上でDistinctionとなります。
多くの受験者にとって、レベル2はワインの知識が個別の事実の寄せ集めから、ひとつながりの体系として感じられ始める段階です。
学習内容
レベル2のシラバスは、5つの大きなテーマで構成されています。
- ブドウ品種:シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランからテンプラニーリョ、サンジョヴェーゼまで、白と黒あわせて20種類を超える主要品種を、アロマ、酸味、タンニン、代表的な産地とあわせて学びます
- ワイン産地:フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、そしてニューワールド主要国の産地を、気候、土壌、主要品種の組み合わせで整理します
- ワインの造り方:発酵、樽熟成、マロラクティック発酵に加え、スパークリングワインと酒精強化ワインの基本的な製法
- SAT(Systematic Approach to Tasting):外観、香り、味わい、品質評価を決まった順序で表現する、WSETのテイスティング手法
- ラベルとワイン法:AOC、DOCG、DOといった原産地呼称制度と、それぞれが品質と産地について何を示しているか
学習量はレベル1から大きく増えます。WSETが想定する学習時間はおよそ28時間です。
試験形式と合格基準
試験は資料の持ち込みができない監督下の形式で、出題はすべて選択問題です。試験そのものにテイスティングの実技はありません。出題はブドウ品種と産地に大きく偏り、これに醸造、ラベル表記、SATの語彙に関する設問が加わります。合格ラインは55%、65%以上でMerit、80%以上でDistinctionです。
Sommoでの学習
このページで公開している無料のチートシート、模擬試験、フラッシュカードは、学習の出発点として十分に使えます。毎日少しずつ、狙いを定めて練習したい方には Sommoアプリ をどうぞ。レベル2は覚える量が多く、間隔反復のフラッシュカードがもっとも効く範囲です。弱点を自動で狙う適応型の練習、AIが模範解答と照らして採点する記述モード(プレミアム)、そして模擬試験がそろっています。進捗は端末間で同期され、画面は日本語に対応しています。
学習のヒント
- ブドウ品種から始める:もっとも出題の多い分野です。フラッシュカードで、各品種のボディ、酸味、タンニン、アロマ、代表的な産地をひとまとまりで覚えましょう。
- 産地は品種とセットで覚える:産地だけを切り離して暗記しても定着しません。ひとつの産地を見るたびに、その主要品種と気候のタイプまで一緒に思い出す習慣をつけましょう。
- 醸造は味わいと結びつけて理解する:樽熟成やマロラクティック発酵が香りと口当たりに何をもたらすのかを押さえておけば、個別の用語を覚え直す必要はありません。
- 毎日短く練習する:試験直前の詰め込みよりも、短い練習を毎日続けるほうが記憶に残ります。
- 模擬試験は時間を計って解く:本番は1問あたり1分強しかありません。時計を見ながら解いて、そのペースに慣れておきましょう。
よくある質問
WSETレベル2では、20種類を超える主要なブドウ品種、世界の主要なワイン産地、ワイン醸造の基礎、ラベル表記と原産地呼称制度、そしてWSETのテイスティング手法であるSAT(Systematic Approach to Tasting)を学びます。
レベル1と比べると、覚える量がはっきりと増えます。数十のブドウ品種と産地を扱うためです。ただし出題の傾向は明確で、4〜6週間ほど継続して学習すれば、多くの受験者が合格しています。
必要ありません。WSETレベル1はレベル2の受講条件ではないため、ワインの基礎知識や業界での経験がある方は、レベル2から直接始めていただけます。
SATはWSETが定めた体系的なテイスティング手法です。外観、香り、味わい、品質評価という決まった順序でワインを評価するため、テイスティングノートが一貫した、客観的な記述になります。
選択問題50問を60分で解く形式です。合格ラインは55%で、65%以上でMerit、80%以上でDistinctionの評価が与えられます。試験にテイスティングの実技はありません。

